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バラの知識
【目次】
はじめに
人とバラの歴史(バラの誕生) / バラの分類 / バラの楽しみ方・切花バラのお手入れ
バラの香 / 植物画家 ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ

はじめに・・・・
さて、最近バラはますます人気になりつつあります。その人気は日本だけでなく、フランス、イギリス、アメリカでもガーデン用、ブーケ用問わず人気です。バラの品種の多くは世界共通ですから、インターナショナルな仕事やプライベートの場面でバラの話が出来たら、かっこいいですよね。

では、「どんなバラが好きですか?」と質問されたら、どんな風に答えますか?

多くの切花のバラが家庭や結婚式など祝いの場で愛されているのにも関わらず、
「切花のバラっていったい何なのか?」
「どのバラを飾ったらいいの?」
「どんなバラを贈ったらいいの?」
など、分からず、ただ、赤のバラ、ピンクのバラ・・・・そのぐらいしか分かりませんでした。


それでは、もったいないと思いませんか??

誕生日の時には意味のあるバラを贈りたいですし、結婚式のブーケで使うバラのことを知りたいですよね。
このバラ知識のコーナーでは、 “切花のバラ”を中心に、バラの歴史、役に立つ豆知識、生活を豊かにするバラの楽しみ方をお届けします。


バラの知識Vol.1
<人とバラの歴史>
 
バラの誕生はなんと5000万年前!!
バラは高等植物としては、かなり早くから誕生していました。ただし、その姿は、私たちがお花屋さんで見かける花びらが多く巻いている、高貴なものではなく、たった5枚の花びらの、野の花らしい優しく、清楚なものだったようです。

バラはヒマラヤヒマラヤやカラコルムで生まれた。
(海抜2000〜4000メートル)の当時は暖かい高地で生まれ、そこから東西に中国・インド・ペルシアなどに広がっていった


人類の祖先である猿人が登場したのは400万年前ですから、そのときにはすでにたくさんのバラに囲まれていたのかもしれませんね。


<バラの分類>
“オールド・ローズ”と“モダン・ローズ”
“オールド・ローズ”と“モダン・ローズ”。バラを知るのにまず一番知っておきたい分類です。
一般的に“モダン・ローズ”とは1867年の『ラ・フランス』(La France)以降に作出したバラのグループ(系統群)を指し、1867年以前に存在したバラのグループは“オールド・ローズ”と呼びます。


“ワイルド・ローズ”
そして、上の二つに加えて、もう一つ知っておきたい分類は原種のバラを意味する“ワイルド・ローズ”です。


バラの変遷
三つの言葉を覚えましたね。この三つを歴史的に並べると、“ワイルド・ローズ”→“オールド・ローズ”→“モダン・ローズ”と整理できます。そして、この三つの分類の意味するところは、園芸植物の発達なのです。
つまり、自然のままの姿が“ワイルド・ローズ”。その中で、人間が美しいと感じるものを人間が選別して、広め、そして、自然に混ざり合い出来たもの(交雑)が“オールド・ローズ”。さらに、人間が作為的に新しいバラを創ろうとして出来たもの(交配)が“モダン・ローズ”なのです。簡単に使う言葉ですが、深い意味があったのですね。


イングリッシュローズ
イングリッシュローズとはイギリスの育種家デビット・オースティン氏によって作出された、オールド・ローズとモダン・ローズとを交配(掛けあわせて)した品種群を「イングリッシュローズ」といいます。
なぜ、イングリッシュローズは生まれたのでしょう?1867年、ラ・フランス(※バラの品種名)が登場して以来、モダン・ローズであるハイブリット・ティーローズ(※バラの品種群 次回説明します。)の人気におされ気味だった、オールド・ローズ。オールド・ローズの芳しい香り、クラシカルでエレガントな花形、これらの良さをもう一度、復活させたいと願い、1961年「コンスタンス・スプライ」をはじめとし、当時の流れとは違ったバラを再び誕生させました。このように、バラを愛する人の願いから、イングリッシュローズは生まれたのです。


イングリッシュローズの魅力って?
さて、オールド・ローズの良さを引き継いだイングリッシュローズ。オールド・ローズとはどこが違っていたのでしょう。それは、モダン・ローズの四季咲きという性質と、豊富な色彩を持ち合わせいることです。オールド・ローズは年に一度だけしか咲かない一期咲きという性質のものが多く、そして、色も淡いピンク系が中心でした。対するイングリッシュローズは四季咲き性で色合いが豊富、このバラが誕生することによって、黄色やオレンジ色、濃厚なピンクなど様々な色のバラが、一年を通して楽しめるようになったのです。まさにオールド、モダンそれぞれのバラの良さを引き継いだ理想のバラなのです。


<バラの楽しみ方 切花バラのお手入れ>
● 買ってきた、プレゼントされたバラはどうする?
バラを生ける前に必ず、確認しておきたいことがあります。
それはバラの状態がどのようになっているかということです。元気なのか?弱っているのか?

切り口を確認
茎の切り口を見てください。切り口は新鮮な緑色をして、みずみずしい状態になっていますか?Yes!なら、安心です。そのまま、花瓶に挿しても大丈夫です。
No! 切り口が少し黒ずんでいる、乾燥している。ということなら少しバラをいたわってあげてください。
切り口が黒ずんでいるのは、日にちが経っているのかもしれません。(場合によってはお花屋さんの処理の仕方で、新鮮でも黒くなっていることがあります)このままではバクテリアがわき、水を吸い上げる邪魔をしてしまいます。出来れば5cmほど、茎を切って力強く水が吸い上げられる状態にしましょう。

持ち歩いた時間が長く、家に帰ってみると茎が乾いていることがあります。このまま、花瓶に入れてしまっても茎は水を吸い上げません。こうなってしまったら、花びんを用意して、洗面器などに水を張り、その水の中で茎を切ったらすぐに花瓶に移します。


花びらでバラの状態を知る。
花屋さんでバラを買うときにいいバラの見分け方ってなかなか分からないものです。確かに、これは多くのバラを見ていないと難しい。でも、ヒントになることはあります。その1つが花びらの状態を見るということです。

花びらに多くの水分を含んでいるものは元気で、少ないものは弱っているのです。これは、単にやわらかい、硬いということではなく、ハリがあるかないかということです。例えるなら、人間のお肌の状態と似ています。極端に言えば柔らかくても、ぷよぷよの赤ちゃんのお肌と乾燥気味のたるんだお肌。どれがいいかは言うまでもありませんね。バラの花びらも、品定めをする時は、きれいなお肌を見分ける目で見てくださいね。


【目次】
はじめに
人とバラの歴史(バラの誕生) / バラの分類 / バラの楽しみ方・切花バラのお手入れ
バラの香/ 植物画家 ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ



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